女性の長時間労働は、糖尿病、ガン、心臓病のリスクを3倍増加


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篠原涼子さん主演ドラマ「ハケンの品格」、菅野美穂さん主演の「働きマン」など、女性がカッコよく働いているドラマがありました。

それを見て「私も、結婚して子供を産んでも働き続けるぞ」と決意するきっかけになった方も多いのでは?

実際、多くの企業で従業員の中で女性が占める割合は年々上がっていますし、海外ではYahoo!のCEOを始めとして、女性が社長を務めるケースも増えてきています。日本でもそうした流れは強くなっていくのではないでしょうか。

By: TechCrunch

女性的な考え方が、合理性ばかりを追求してきたビジネスの世界に加わることで前向きな変化が起こると私は考えています。

しかし今回の内容は、女性が働きすぎることによるデメリット。社会や男性に対するデメリットではなく、女性自身に関するものです。

最新の研究によると、30年以上、週に50時間以上働く女性は糖尿病、がん、心臓病を患うリスクが3倍も上がってしますそうです。

 

女性の長時間労働はダメ?

By: John Loo
By: John Loo

研究を行ったのはオハイオ州立大学。

女性の長時間労働と病気にかかるリスクを調査するために7,500人のNLSのデータを分析しました。

このNLSはアメリカ全土の労働市場、人生のイベントの情報を集めるための調査で、40年近くにわたりデータが集められています。

まずこのデータから、32年以上働いている人を選び出し、労働時間と心臓病、ガン、関節痛、糖尿病など8つの病気との関連性について調べました。

さらにその結果を性別で分け、男女で受ける影響の強さを評価。

すると女性は、週に40時間を皮切りに、労働時間が50時間を超えたあたりから、明らかにガンや心臓病などの病気にかかるリスクが上昇することが確認されたそうです。

週に40時間ということは、週休2日としても1日8時間。これは正社員として働いている方ならほぼ当てはまります。

残業、通勤の時間も含めれば50時間を余裕で超えるという人も少なくないでしょうから、多くの女性社会人の方は、仕事と生活のバランスを考えた方がいいのかもしれません。

By: Romain Toornier
By: Romain Toornier

一方の男性は、その傾向は確認されず、むしろ週に41時間から50時間働いている人の方がそれらの病気を患うリスクが低かったそうです。

分析を行ったAllard Dembe氏は次のように述べています。
「女性、特に様々な役割を両立している女性は、過労働の影響を受ける。そしてそれは様々な病気や障害を生む原因になる。」

「人々は若い時のムリが、将来どのくらい影響を及ぼすかについて考えない。20代、30代、40代の女性は自分自身で将来の問題を作っている。」

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それでも好きな働き方をすべき

By: University of the Fraser Valley
By: University of the Fraser Valley

男性の体は原始時代から外で働くようにできており、少しくらい無茶をできるようになっているのかもしれません。

しかし女性の場合は違います。女性が外に出て働くようになったのはここ数十年の話。それより以前は家庭に入り、旦那さんや家族を支えるのが一般的でした。

それが良かったとも悪かったとも一概に言えません。人それぞれ、考え方が違うでしょうし、昔のやり方を守る必要なんて全くありません。

家庭で家族を支えることが好きならそれでいいし、社会に出て活躍したいのであればそれでいい。両方やりたいならそれでいいんです。

By: Alan Turkus
By: Alan Turkus

ただ、働き方については考える必要があるのかもしれません。人間の体というのは非常に敏感です。

睡眠時間がたった1時間少なくなるだけで、頭の回転が悪くなりますし、自律神経が乱れれば、やがては精神バランスを崩したりもします。

仕事続き、飲み会明け、時差ぼけなど、身体や精神のバランスが崩れていることを感じてる瞬間は多いでしょう。

By: Antonio Campoy

特に女性は注意する必要があります。体が周期性を持っているからです。

以前紹介した研究結果では、シフトワークが女性の脳機能に悪影響を与えるという内容を紹介しました。

今回の研究では長時間労働にフォーカスしたわけですが、根本的には一緒です。

体が持っているリズムを崩すような働き方をしているのであれば、見直す必要があります。20代、30代は表面的には何の問題もないように見えますが、10年後、20年後にその影響は現れてきます。

その時に「無理して働く必要なんてなかった」と気づくのかもしれません。

By: Vadim Timoshkin
By: Vadim Timoshkin

しかし、できるなら病気にかかる前に、気づきたいですよね。

働き始めは、言葉通り右も左もわからず、ただがむしゃらに働くしかないかもしれません。30代も、仕事の要領がつかめてきて、だんだん責任のあるポディションに任命されるかもしれません。

仕事が忙しくて余裕がない状況ですよね。でもそんな時こそ冷静になって「誰のための人生なんだ」と考えるべきです。

確かに、20代、30代はバランスを考えずに努力しなければ、成果を出せなかったりしますし、この頃の努力は大きな成長につながるので非常に重要です。

ただ、それが自分のためになる努力か、他人のためになる努力かは常に考えましょう。

頑張って、身も心も削って働いたのに、会社は潰れて、結局得られたものも何もなかったなんて悲しすぎます。

By: Robert Couse-Baker
By: Robert Couse-Baker

スウェーデンでは1日6時間労働にすることで、生産性を上げることに成功している企業があります。

日本ではまだまだ8時間働くのが最も効率的だと考えられていますが、ただ長時間働けば結果が出るというわけでもないのかもしれません。

長時間働けば、集中力は当然落ちますし、今回紹介した研究結果から病気にかかるリスクが上がることがわかっています。

自分にあった働き方を見つけて、自分のために努力しましょう。

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