昼寝には長期記憶を作る効果あり。さぁシエスタを取ろう


Sponsored Link

お昼ご飯を食べた後というのは、なぜあんなにも眠くなってしまうのでしょうか。しなければいけない作業があり、目を覚まさないといけないとわかっていても瞼が閉じてしまいますよね。

休日であればそのウトウトが気持ちいですが、仕事となればそうはいきません。ガムを噛んだり、コーヒーを飲んで目を無理やり覚ましている方も多いでしょう。

しかし、生産性を考えれば眠い時は昼寝をした方がいいに決まっています。ウトウトした状態ではミスも起こりますから。

また、最新の研究によると昼寝をすることで記憶の定着率が上がるそうで、今までは夜にしっかり睡眠をとることで短期記憶を長期記憶にする効果があると考えられていましたが、昼寝にもその効果があるそうです。

 

昼寝が長期記憶に変換する

By: Inessa Akhmedova
By: Inessa Akhmedova

起きている間に経験したこと、憶えたものは夜に質の高い睡眠をとることで、長期記憶に定着することが昔から言われていて、数々の研究でもそれは明らかになっています。

今回カリフォルニア大学の研究者らが調査したのは、夜の睡眠ではなく、昼寝の効果。

彼らの研究結果によると、記憶の統合を行っている自律神経系の活動が、昼寝をすることで活発になり、短期記憶を長期記憶に変換するのを促進するそうです。

By: normanack

昼寝の効果を調査するために、まず実験の参加者らにあるテストをしてもらいました。これはRATと呼ばれる記憶力を測るために使われるテストです。

最初の実験では81名の健康な参加者らに、3つの一件関連性のない単語を見せ、それらと関連する1つの単語を推測するRATテストをさせました。

簡単な例を挙げるとバレー、野球、スーパーという三つの単語に対しては、ボールが答えになるような問題です。

このテストを時間をあけ、2回行います。

さらに一部の参加者には、一回目のテスト終了後に類推テストを行いってもらいました。こちらも同じような問題で、ある物事の類似性を探すテストです。こちらのテストの答えは2回目のテストでも出題されます。

すると、1回目のテスト終了後に90分間の昼寝をとったグループは、そうでないグループに比べて、2回目のテストで最大73%のパフォーマンスの向上が見られたそうです。

By: Colin and Sarah Northway
By: Colin and Sarah Northway

つまり昼寝をとることで、一回目に行われたテストの答えを記憶に定着させることができたということです。

勉強では、睡眠時間を削ってでも多くの時間を費やすかが鍵となっていますが、この結果を見ると、疲れた時や眠い時は素直に睡眠をとったほうがいいのでしょう。

実験を行ったMendinick氏は次のように述べています。
「この発見が意味するのは、レム睡眠(昼寝のような浅い眠り)中の自律神経系の活動には、まだ発見されてない、記憶のパフォーマンスを高める効果があるようだ」

Sponsored Link

日本人もシエスタを取ろう

Sifflus(シフラス) 3WAY自立式ポータブルハンモック&チェアー+One C-2 -WOOD- SFF-04

スペインにはシエスタという文化があります。これは午後1時から4時にかけてとるお昼寝のことです。日本人の感覚からすると「3時間も昼寝をするなんて」と思う方も多いでしょう。

その感覚がもう会社の奴隷的思考なのかも。

彼らはこれを仕事があるときにでもします。そう、会社もシエスタの時間を認めているんです。ですからこの時間帯には多くの商店、企業、官公庁が休業となっているそうです。

なんとも素晴らしいシステム。人生を楽しもうとするスペイン人らしい文化ですよね。午前中の仕事がひと段落ついたら、家に戻って家族と昼食をとり、シエスタをとる。すっきりしたところでまた仕事に戻る。

とても人間性が溢れています。

スペインはガウディの建築物をはじめとし、街全体が綺麗。パエリアなどご飯も美味しい。一年中暖かい。そこに住んでいる人たちもみんな穏やかで、愛想があります。さらにシエスタもある。

スペインはそんな素晴らしい国です。

By: Francisco Antunes

しかし近年ではEU統合によって、その文化が廃止されてきており、2006年から公務員のシエスタ制度は廃止されてしまったそう。

これは非常に残念。こんな素晴らしい文化が消えていくなんて。

皆さんも日々経験していると思いますが、睡魔と戦いながら行う仕事は生産性が悪い。ミスも起こしやすい。そもそも眠気と戦ってまで、お金儲けなんてしたくないですよね。

先ほどの研究でも、90分の昼寝をとることで、自律神経系の活動が活発になり、短期記憶を長期記憶に変換するのを助けてくれることが分かっています。

長期的に見れば、昼寝をすることは将来的に90分以上の価値を生み出してくれるかもしれません。

スペイン人を見習って、会社勤めの方はこっそりと、フリーランスの方は積極的にシエスタをしてみましょう。

ハンモックで気持ちいい風を浴びながら、ゆらゆら寝ていればきっといいアイデアが浮かんできますよ。

そういうところに人生の多くの時間を使いたいですね。

Sponsored Link