悲しい曲には私たちを幸せにする効果。明るいだけでは幸せになれない


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音楽というのは私たちの生活の質を上げてくれる必需品です。

天気のいい日にはアップビートの音楽とともに出かければ、さらに気分を上げてくれますし、夜に聴くゆったりテンポのカントリーミュージック、エレクトロニック、クラシックは気分をリラックスさせ、質の高い睡眠に入ることができます。

何か辛いことがあった時に聴く悲しい音楽は、私たちの心を優しく包んでくれます。

音楽には科学では解明できない不思議な力があるのかもしれません。

By: Pabak Sarkar

最新の研究によると、悲しい曲というのは、私たちに辛い記憶を呼び起こさせるだけでなく、気分を向上させる力があるそうです。

悲しい気分の時は無理して、明るい音楽を聞く必要はなく、自分の気分に合った音楽を選んでもいいのかもしれません。

 

悲しい曲が幸せな気分にさせてくれる

By: M Pincus
By: M Pincus

イギリスのDurham UniversityとフィンランンドのUniversity of Jyvaskylaは音楽が与える影響、特に悲しい影響がどのように人々の感情に影響を与えるのかを調査しました。

悲しい曲を長い時間聴いていると、明るい気分も曲の世界観に引き込まれて、だんだんと暗い気分になったりしますよね。

しかし彼らの研究結果によると、人によっては悲しい音楽は気分を向上させる手助けをしてくれるそう。

研究者らは悲しい音楽と、それを聞くことによる感情体験との関係を調べるためにイギリスとフィンランドで2,436人を対象に踏査を行いました。

すると予想通り、大部分の人にとっては悲しい曲を聴くことは、恋人の死や離婚といった辛い経験を思い起こすことにつながるそう。

しかし、一部の人々にとっては楽しい気分になったり、悲しい曲が思い起こしてくれる過去の記憶に浸ることに心地よさを感じるそうです。

つまりはどんな世界観の音楽を聴いても、その人の受け取り方次第で受ける感情が異なるということです。

By: oh_debby
By: oh_debby

これについてUniversity of JyvaskylaのDr. Henna-Rikka氏は、悲しい曲が混ざり合った様々な感情を引き起こすためだとし、次のように述べています。

「悲しい曲というのは、様々なまとまった感情と関係していて、時に人々に安らぎを与えます。そのとき思い起こされる記憶が過去の経験を魅力的なものにします。人生で困難な局面に直面したとき、これらは安らぎとなります。」

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悲しい気分のときは悲しい音楽を

By: Alessandro Valli
By: Alessandro Valli

人生で辛い経験というのは避けられません。でもそれは永遠に続くわけではありません。努力してそれを乗り越えたり、時間が解決してくれるときもあるでしょう。

でも気分が落ちているときというのは、周りが見えなくなっている状態ですので、それが永遠に続くように思えてしまうものですよね。

焦る気持ちもあるでしょうが、そんなときは一旦、問題から距離を置いて、ゆっくりコーヒーでも飲みながら、気分にあった音楽を聴いてみましょう。

By: Rae Allen

辛いときに聴く音楽には、気分が明るいときには味わえない感覚があります。アーティストが作り上げた音と歌詞を深く味わうことができ、悲しい時に聴く音楽は私たちの感情を豊かにしてくれます。

また悲しい曲というのは悲しい要素だけでなく、前向きな感情や力強い思いが込められており、それらが私たちの落ちた気分をそっと包み、前向きな感情を思い起こさせたりもしてくれます。

そうして自然と気持ちを楽にしてくれます。

By: Adam Thomas

先ほど紹介した研究を行ったRikkaさんは、音楽には「喜び」「心地よさ」「痛み」の3つの要素があると述べています。

明るい曲は喜びだけでなく、痛みも込められています。
悲しい曲は痛みだけでなく、心地よさが込められています。

落ち込んでいる時に、気分を上げるために前向きな曲を聴くのも良いですが、悲しい曲に浸るのもいいものです。

たまには音楽の力に頼ってみましょう。

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