コーヒーの眠気を覚ます効果は最初の2日で終了。それ以降は効かない


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学生時代は遊びに、サークル、アルバイトで大忙し。課題はついつい後回しにしてしまい、気がつけば提出2日前。急いで始めたものの結局徹夜。単位のためにはなんとか踏ん張らなければ。

そんな時に役立つのはコーヒーですよね。コーヒーに含まれるカフェインには覚醒効果があり、徹夜の作業には強い味方となります。

コーヒー好きな人なら一石二鳥。嫌いな人でも眠気を覚ますために無理をして飲むという方も多いでしょう。

このカフェインという成分の眠気を覚ます効果ですが、最新の研究によると、効果が得られるのは最初の2日で、それ以降は覚醒効果が働かなくなるそうです。

 

カフェインの効果は2日だけ

By: Tj Cosgrove
By: Tj Cosgrove

実験を行ったのは、Walter Reed Army Institute of Researchという研究機関の科学者である、Tracy Jill Doty氏率いる研究チーム。

彼らは48人の健康な方々に参加してもらい、実験を行いました。

カフェインの覚醒効果の持続期間を調査するために、参加者らを1日5時間睡眠という睡眠制限を行い、眠気を感じる状態にします。そして、次の2つのグループに分け、認知力テストを行います。

1.「カフェイン200mgを1日2回摂取」

2.「カフェイン200mg(偽物)1日2回摂取。(いわゆるプラシーボ効果を利用)」

すると、カフェインを摂取したグループも、プラシーボのグループでも最初の2日間は認知力を測るテストで成績の向上が見られたそう。

といことは私たちは自分でプラシーボ効果を得られる環境を作ることができれば、カフェインに頼る必要はないのかもしれません。

By: Mapbox
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しかし、重要なのがこの後。最初の2日間は効果が見られたものの、3日目以降は同量のカフェインを摂取しても、成績向上が見られなかったそうです。

タバコやお酒は、吸うこと、飲むのが習慣化していくにつれて、得られる刺激というのは減っていきます。脳がその刺激に慣れてしまうんです。カフェインも脳に作用するものですから、摂取していくうちに刺激に慣れてしまうわけです。

1日、2日の徹夜であればコーヒーを飲むことは効果を発揮するかもしれませんが、それが慢性化すると必要摂取量がどんどん増えていき、終いにはコーヒーじゃ太刀打ちできなくなってしまうかもしれません。

By: ING Group
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Tracy Jill Doty氏も次のようにコメント
「この研究結果は重要である。なぜならカフェインは睡眠不足の状態で、パフォーマンスが落ちるのを防ぐために広く使われているから。このデータは同じ量のカフェインを毎日摂取しても、複数日に渡っては効果を発揮しない。」

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カフェインが効かなくなった時の対処法

By: martinak15
By: martinak15

「寝るしかない」というのが答えになってしまうのですが、進級・卒業がかかっているなど切羽詰まっている人はそうは言ってられませんよね。

まず一つ目の方法は、さらに大量のカフェインを摂取すること。

先ほどの実験では毎日200mgのカフェインを摂取した時、睡眠制限二日目以降はカフェフィンの覚醒効果がうまく働かなかったということ。ですから単純に考えて、摂取量を増やせば覚醒度合いはもちろん上がります。

これはお酒とタバコと一緒ですね。刺激に慣れたら、より多く摂取することで、また刺激を感じることができる。もちろんお酒と同様に、カフェインを大量摂取することは体にいいはずがありません。

切羽詰まった状態にならないように計画的な行動をすべきなのですが、眠気を覚ますことに関しては摂取量を増やすことで、絶大な効果を発揮するでしょう。

By: Gerardo Lazzari

2つ目の方法はオススメです。「立ちながら勉強する」ということ。

これは手書きのレポートなど座らないとできないものには効果ゼロ。そもそも無理なわけですが、パソコン、スマホを使って出来る課題であれば、効果てきめん。

人というのは基本的に立っている状態で眠れません。歩きながらであれば100%無理で、眠った時には倒れているでしょう。

私たちが日常で寝てしまう状況を見てみると、第1位「横になっている時」、第2位が「座っている時」、第3位「立っている時」。このように見ても、立っているというのは単純に人間の体位の中でもっとも眠りにくい状態なのです。

By: Manoj Vasanth
By: Manoj Vasanth

また立って勉強することにはメリットもあります。ある研究機関が行った調査では、スタンディングデスクを使って勉強をした学生は、普通の机を使って勉強した生徒よりも認知力テストで7%から14%も高い成績を出したそうです。

ですから立って勉強するということは、眠れないという状態を作り出すだけでなく、脳の働きも向上させるというメリットがあるのです。

課題提出まであと数時間しかないという精神的に追い詰められた状況での勉強は大変だと思います。ぜひ今回紹介した眠気を打破する2つの方法を使ってみてください。

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