夫婦関係の悪化は互いの感情を隠していることが原因。言葉で伝える重要性


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結婚当初は、付き合っていた時みたいに仲良くやっていたのに、最近は会話も減り、なんだか上手くいっていない。そういう夫婦は意外多いのではないでしょうか?

やはり付き合うことと結婚することはまったく次元の違う話で、結婚して同じ時間を長く過ごすようになってから価値観の違い、性格の不一致、金銭感覚の違いが見えてきて、徐々に不和が生まれてしまいます。

一方で、死ぬまで仲良く寄り添っている夫婦もいますし、不和がありながらも上手くやっている夫婦もいます。

できるものなら、せっかくお互い好きになって結婚したのですから、おじいちゃんおばあちゃんになっても仲良く暮らしたいですよね。

By: Danielle Moler

”仲の良い夫婦”と”仲の悪い夫婦”は何が違うのでしょうか?

それは感情を表に出していないことが原因かもしれません。「そんなの当たり前」と思う方もいるかもしれませんが、今まで客観的なデータとして見たことはありませんよね?

今回、「”感情を隠すこと”と”夫婦関係の満足度”とのつながり」について調査したのがUniversity of Genoaの研究チーム。彼らが発表した最新の論文によると、やはり「相手に感情を隠している夫婦ほど、夫婦関係の満足度が低い」そうです。

 

感情を隠す夫婦ほど不仲

By: Mick C
By: Mick C

University of Genoaの研究チームは、最近結婚した229のイタリア人カップルを調査。夫と妻の感情抑制度合いは二つの時期に調べられ、最初が結婚5ヶ月後、2回目が2年後に行われました。

結婚直後の新鮮な感情と、慣れてきた頃の感情を調べたということですね。

研究者らは「感情を抑制する人自身の夫婦満足度」と「感情隠される相手の夫婦満足度」を統計モデルを使って測定し、感情を隠すことによる夫婦関係への影響を調べました。

結果は予想通り、相手に感情を隠すことは、相手の夫婦関係への満足度も、自分のそれへの満足度も低下させるそう。先ほどの例で言えば、浮気している旦那も、されている妻も夫婦関係に満足しなくなるということです。

By: Linda Tanner

そして興味深いことに、夫が感情を抑制した時には、妻の夫婦関係への満足度に直接影響を及ぼすそうですが、妻が感情を隠していた場合にはその傾向が見られなかったそう。

女性の勘は鋭いということでしょう。旦那さんが何かを隠していると、女性はそれを敏感に察知して、疑い、それが不満につながるのかもしれません。

男性は女性の感情の変化に気づくのが下手なのかもしれません。だから「女性の気持ちがわからない」なんて言われてしまうんですね。

By: Moyan Brenn
By: Moyan Brenn

さらに研究者らは今回集められたデータをさらに詳しく分析。夫または妻のどちらかが感情を隠すと、相手は夫または妻との接触を避けるようになる傾向が強くなることが分かったそうです。

また、男性は妻から避けられる時、夫婦関係の満足度を著しく低下するとのこと。

これはまさに上手くいってない熟年夫婦の関係そのもの。妻を恐れる旦那が自分の感情を抑える。それを敏感に察知した妻は旦那を避けるようになり、旦那の夫婦関係への満足度は激しく低下。

あとは熟年離婚するまでこのループの繰り返しということになります。

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言葉に出さないと伝わらない

By: Ikusuki
By: Ikusuki

感情を抑える→相手を避ける→何を考えているかわからない→感情を抑える。このループから抜け出すには、よく言われていることですが、自分の気持ちを言葉に出すしかありません。

確かに素直に感情を伝えることで、相手を傷つけてしまったり、場の空気を乱してしまうこともあるでしょう。でもそれは仕方がないことです。全て上手く取り繕うとしても、それは無意識のうちに相手に伝わります。それは先程の論文でも明らか。

ですから、しっかりとコミュニケーションをとることが大切なです。

プロポーズ大作戦というドラマを覚えていますか?ジャニーズの山下智久さんと長澤まさみさんが主演のドラマ。

山下さん演じる岩瀬健は恋愛に不器用で、大好きだった幼馴染の吉田礼(長澤まさみ)に告白できないまま、彼女とその恋人である多田との結婚式に出席することになる。

By: Bill Damon

会場で映されるスライドの写真を眺め、「なんであの時、自分の気持ちを伝えなかったんだ」と激しく後悔する。そこへ、時間を操ることができる妖精があらわれ、健の「過去に戻って自分の気持ちを伝える」という願いを叶えてくれる。

何度も過去に戻っては、告白を試みるがあと一歩が踏み出せず、結局何度も与えられたチャンスを逃し、「変えられるのは今しかない」ということに気づく。

そして結婚式のスピーチで、礼に対する自分の思いの丈を伝え、見事礼を自分のものにするというストーリーなのですが、見事なまでに、思いを言葉で伝えることの重要性が描かれています。

ドラマでは最終的に結婚式で大好きな相手を自分のものにすることができましたが、現実はそう上手くはいきません。早く相手に気持ちを伝えないと逃げて行ってしまいます。

その瞬間は一生戻ってきません。結婚後の夫婦関係でも同じで、自分の感情を伝えなければ、相手の気持ちはどこかへ行ってしまいます。健も最後に気持ちを伝えることができなければ、礼を逃していたでしょう。

ドラマの中で山下さん演じる健は次のように語っています。

「今まで過去に戻って、後悔したことを全力でやり直してきました。もう後がないのに、最後の一歩が踏み出せなかったことも、頭でばっかり考えて、空回りしていたことも、最後の最後まで正面から気持ちをぶつけられなかったことも、結局自分なんだなって。」

好きな人に想いを伝えるためにも、かけがえのない結婚相手を探すためにも、おじいちゃん、おばあちゃんになっても良い夫婦でいるためにも、素直に自分の気持ちを伝えてみましょう。

By: Ariadna Bruna
By: Ariadna Bruna
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