スタンディングデスクでの生産性は46%も高い。


Sponsored Link

働きやすい環境

「朝7時起床。窓からさしている朝日を浴び、着替えを済ませ、早速外に出る。海から流れ込んでくる新鮮な空気を吸いながらのランニングはスッキリと体を覚ましてくれる。ランニングを終えた後はシャワーを浴び、朝食はフルーツとマフィン。

食後の挽きたてのコーヒーは至福のひと時。ちょうど朝9時になったところ、早速仕事を始めよう。デスクは窓のそばにあるスタンディングデスク。視線の先に見える海は心の癒しになるだけではなく、仕事の生産性を上げてくれる。さて今日は一体どんなアイデアが生まれるだろうか。」

ハワイで、海の見える丘に建つ一軒家を借りたときのことを想像して書いてみましたが、こんな気持ちのいい環境で仕事をしたら、仕事の生産性が否が応でも上がる気がしますよね。

By: Keoni Cabral

今日お話ししたいことは、冒頭の文中の最後に出てきたスタンディングデスクについて。

スタンディングデスクとはその名の通り、立った状態で使うための机。これが意外といいんです。背筋が伸び、足も伸ばした状態で仕事や勉強ができるため、全然疲れないんですよ。座面の高い椅子をがあれば座ることもできます。

しかも、このスタンディングデスク、最新の論文によると仕事の生産性を46%も上げる効果があるそうです。

 

立ちながらの仕事の方が生産性が高い

By: Jay Cross
By: Jay Cross

スタンディングデスクの効果を科学的に証明してくれたのが、Texas A&M Health Science Center School of Public Healthの研究者の皆さん。

彼らは、異なる2つのグループのコールセンタースタッフを調査。生産性の高さは、1時間当たりの電話対応処理数で測られました。

6ヶ月間にわたる調査の結果分かったことは、立ちながらでも、座りながらでも選んで仕事ができる環境で働く従業員らの生産性は、座ることしか許されないグループの従業員らに比べ、生産性が46%も高いということ。

なんと驚くべき数字。10%や20%くらいであれば、「腰痛も多少は楽になるだろうし、そのくらいの生産性は上がるよね」と思うかもしれませんが、46%。ほぼ50%、つまり約1.5倍も生産性が上がるというのは驚きですね。

By: Cultura de Red

研究者の一人、Mark Benden教授は次のようにコメント。
「立ちながらでも仕事ができる環境を従業員に与えることは少しコストがかかるかもしれない。でも今回の結果を見ればわかる通り、生産性を高めるためることができるから、初期投資はすぐに回収できるだろうね。」

筆頭著者であるGregory Garrett氏は次のように述べています。
「1つ面白いことが、最初の1ヶ月はそれぞれのグループの大きな生産性の違いは見られなかったんだ。しかし2ヶ月後からはその違いが表れ始めて、立ちながらの仕事を許されているグループの生産性が上がったんだよ。慣れるまでに少し時間がかかるみたいだね。」

スタンディングデスクの効果を実感するまでは、2ヶ月目からということ。

この実験で分かったことは、生産性の向上だけではありません。それに加えて、身体面での効果も見られたそうで、なんとこちらは75%もの従業員が、腰痛など身体的不調の改善を体感したそうです。

身体面であればすぐに効果が実感できるかもしれません。

Sponsored Link

まずは自宅の環境から

市場 アンセム カウンターテーブル ANT-2399BR

現在多くの企業では、従業員ができるだけ快適な環境で働けるように、工夫を凝らした空間作りに力を入れています。

IT企業では特にそれが目立ち、オフィスにハンモックを置いてみたり、ジャングルのように植物をたくさん配置してみたり、中にはオフィスに海岸から取ってきた”砂”を敷き詰めている企業もあります。どれも魅力的で、働く意欲も生産性も上がりそうですよね。

しかし、スタンディングデスクを採用している企業はなかなか少ないように見えます。数年前からスタンディングデスクは知られていて、その効果についてもご存知の方が多いと思います。

おそらく問題は、普通のデスクとのバランスがあまりにも悪いということでしょうね。確かにみんな座って仕事している中、自分だけ立ちながら仕事をしている状態は、完全に浮きます。

ですから、まずはその効果をご自宅で試されてはいかかでしょうか。

床に寝そべったり、椅子に深く座りながらの読書もとてもいいですが、立ちながらの読書も気持ちのいいものです。座面の高い椅子とセットであれば疲れることなく、読書を楽しめますよ。

実は、人間は歩いているときに最も頭が働きやすく、古代ギリシャの哲学者たちも歩きながら物事を考えていたそうで、おそらく立っているだけでもその恩恵を受けることができます。

というのも先ほどの研究機関が過去に行った調査によると、スタンディングデスクで勉強させた学生は、座っての学習をした学生らよりも認知神経科学テストで7%〜14%も高い成績を出し、ワーキングメモリーや実行能力を司る前頭前皮質で、より活発な活動が見られたからです。

普段机でやっている趣味や作業をたまには気分を変えて、ご自宅のキッチンカウンターでやってみてください。何か新しいアイデアが生まれるかも。

 

Sponsored Link